「寝違え」について
「寝違え」について
【症状】
朝、眠りから覚めて動こうとした際に,首の後ろや肩にかけて痛みが出ることがあります。
これを、いわゆる「寝違え」と言います。 首を動かすと痛い場合と痛みで首を動かせない場合があります。
【原因】
整形外科でレントゲン検査をしても変化がないのが一般的です。
原因は様々考えられますが「これが原因だ!」とはなかなか限定しにくいです。
例として
◎睡眠中不自然な姿勢が続いたために一部の筋肉が阻血(血液の供給が不足)状態になっている。
◎(手で重いものを持ったなど)上肢の使い過ぎや重労働やスポーツなどで一部の筋肉が緊張・痙攣している。
◎頸椎の後ろの関節(椎間関節)の関節包に炎症が起っている。
◎(うたた寝などでおかしな格好での睡眠・パソコンや事務などの長時間の作業など)同じ姿勢を持続して炎症を起こしている。
などがあげられます。
【診断】
起床時に痛くなり、数時間から数日で痛みが改善し、少しずつ首を動かすことで治っていくのが一般的です。
※痛みが強い場合には、他の病気がある場合がありますのでご注意下さい!
整形外科で、手足のしびれはないか、手足の動きは正常か、深部反射(ハンマーで手足を叩いて反応を見ます)は正常か、
X線写真で骨が溶けたりしていないか、などを診察して頂くと安心でしょう。
【判別診断】
いわゆる「寝違え」の場合には、首の動きは制限されますが、上記の診察や検査では変化は認めません。
また,肩こりの症状が強いだけの場合もあります。
痛みが治らず、診察で異常がある場合には、頚椎椎間板ヘルニア、頚椎症性神経根症、頚椎症性脊髄症、転移性脊椎腫瘍、
脊髄腫瘍、強直性脊椎炎、関節リウマチなどの本格的な病気の可能性もあるので要注意です!
【対処法】
◎無理に痛い方向に動かさないで安静にする。
◎湿布を貼る
『止めた方が良いもの』
◎マッサージやストレッチ(やりすぎなどで悪化する場合があるため)
【当院の施術】
①『特殊整復法』という触れるような刺激の手技を使い
全身の関節や筋肉を元の正常な状態に戻します。
②痛みがある所に特殊なテープを貼る事で開腹を早めます!
以上のように全身と局所の両方からアプローチして
早期の回復を目指しています!